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年の瀬、街もなんとなく、そわそわしているように感じます。
この時期に、鼻からつめたい空気を一杯に吸い込んで、身体の隅々まで、その冷たい空気が流れ込んでくると、身体が内側からぽかぽかあったかくなるような感じがします。きっと内臓が冷やされてたまるかいと思ってがんばるからなのかもしれないですね。
自分の意識とは別のところに、命というのはあるんだなぁとこういうときにふと感じることがあります。
さてこの時期になりますと、お別れの挨拶が、「さようなら」から「よいおとしを」に変わります。自分で、そういう挨拶をしているとふと、別れるときに次に、この人とは、いつ会うんだろうということを考えてる自分に気づかされます。いつもはそんなこと考えないのですが、この時期だけは、すこし相手に置く意識が特別な気がします。
よいおとしを。
そこには、いつもよりもすこし多くの感謝の気持ちが込められている気がします。この時期の特別な挨拶と、その心持ちになんか、やはり日本のこういう文化はいいなぁと思いました。
さて今年はあと何人によいおとしを、というのでしょうか。
みなさま今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいおとしを。
遠藤 正樹
副住職さま
年の瀬に、拝読させて頂きました。
ある夜、月をじっと見ておりましたら轟音を立てて頭上を突っ切って行く凄みを感じました。地球も1年をかけて又元の場所に戻って来たわけですね。壮大な仕掛けのある宇宙に生まれ、その仕掛けを存分に享受出来る生を頂いた運に自然と頭が下がります。つまらぬ差異に拘ること無く運良く生まれて来たもの同志で何とか楽しくやって行く工夫をしていきたいなと思います。
来年も楽しい会話をさせてください。今年一年ありがとうございまた。
ご家族と皆々様全員でよいおとしを。
遠藤 正樹
副住職
>月をじっと見ておりましたら轟音を立てて頭上を突っ切って行く凄み
すごい感覚ですね。でもなんとなくわかる気がします。自然や宇宙や、なんでもそうですが、自分の計り知れないものに凄味を感じることはあります。
今年も1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。また行事等でお会いしましたらお話ししましょう。
ではよいお年を。