幼稚園では新学期が始まり、はじめて社会に足を踏み出した子どもたちが園庭で元気に遊んでいます。まだ泣いている子もたくさんいますが、日に日にたくましくなり、顔つきも変わってきたように感じます。
親はつい返事ができるとか、自分で着替えられるとか、名前が言えるとか、そういう目に見えることばかりを求めてしまいますが、3歳の子どもにとっては、「毎日一人で家をでる」ということだけでどれだけの勇気と元気を消耗してるか、それに気づいてあげるだけで、子どもにかける言葉も気持ちも変わってくるのかもしれません。
子どもたちは、そこにいるだけで今日も一生懸命生きているのだとしっかりと認めてあげることで、安心して大きくなっていけるのではないかと思います。
副住職
遠藤正樹
副住職さま
「新学期を迎えて」拝読させて頂きありがとうございました。
子供たちにとっては初めての外でしょうからそれなりの気苦労はあろうか存じます。しかし、しつけは本人にとってとても大切だと思います。共通のベースをまず学びその上で周囲から一目おかれる個性を発揮していくと言う順序の方が結局は早く伸びていけると思います。次世代の指導に携わるというのは大変でしょうが、遣り甲斐もあると思います。遠藤
副住職
本当に子どもたちはそれぞれみんな素晴らしい個性をもっています。それをまっすぐに育てていけるようがんばりたいと思っています。