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先日、キリスト教の結婚式にでたのですが、牧師さんの話をきいていて、なんかちょっと仏教の視点からつっこんでみるかなんて意気込んでいたのに、普通に話に引き込まれたし、なんか主のパワーというのはすごいなぁと素直に感心してしまった。
そこで思ったのは、キリスト教の伝道ってのは本当にアグレッシブで、なんか人間の心の隙間をふっとつくことにたけてると思う、それに一神教の強みというのは、あまり深く考える必要がないことでもあるのかもしれない。主は絶対。あなたを許す!みたいなのは、やっぱりわかりやすいし入り込みやすい。
キリスト教の結婚式というのは、一種の宗教儀式なわけで、こんなに教化のチャンスに恵まれてるというのはすごいなと思った。ただ同時に入口が広いということは、それだけ浅く広くで終わってしまうデメリットもあるものの、でももし毎日毎日あれだけ行われている結婚式に参列してる人の中に1人でも2人でも教会に足を運ぶ人がいたのなら、十分な教化なんだろうと思う。
そもそも許されたくない人なんていないし、自分との対比の中で絶対的なものがいることで得る安心というものは誰もが持ちうる根源的な欲求なんだろうとも思う。
でもそう考えると阿弥陀仏とキリストの中にも共通するものがあると思うし、そこを関連づけて考えると宗教というものはほんとうに奥深くおもしろいなと思いました。
遠藤 正樹(自宅)
副住職さま
自宅よりメール発信させて頂きます。
「キリスト教の結婚式」拝読させて頂きました。
ずっと流し続けている血の量ひとつとっても一神教の不寛容さにはついていけない処があります。人を集団化する政治の具にもなりますし。又、しなければいけないこと、してはいけないことも多いですし、正直いちいちうるさいと感じてもおります。
南無阿弥陀仏だけで往生できる寂円寺檀家でハッピー極まりありません。
実は、檀家となって以降にアメリカの友人が来日し、聖書をくれました。旧約も読むべしとのことですが、ユダヤ教の歴史部分から入らねばならない理由もよく分かりません。とにかくその信念の前で寂円寺檀家であることを言いそびれてしまいました。
私は穏やか宗教が好きです。仏教ならそれは阿弥陀さまだと感じます。
遠藤
副住職
一神教であるがゆえのメリットとデメリットがあるのと同じように、仏教の中にもメリットとデメリットがあるのかもしれません。仏教は限りなく穏やかでもあるし、限りなく厳しくもあり、その両面が垣間見えることもあります。
しかし南無阿弥陀仏というのはありがたいことですね。