寂円寺徒然日記
こいぼろり。
幼稚園では、無事に入園式も終わりはじめて親元をはなれ、社会に踏み出してきた子どもたちがたくさんはいってきました。
 
朝幼稚園に来るときに、お母さんから離れられず泣き叫んでいる子、しっかりといってきますといって離れては見るものの、お母さんの顔が見えなくなったとたんシクシクと涙を流す子、1日しっかりと過ごしていたのに、帰りに迎えに来たお母さんの顔をみたとたんに泣いてしまう子。
 
子どもたちにとってこの時期は毎日が戦いです。心と体のすべてをつかって身体全体で成長をしています。
 
この時期の子どもたちを見ていると、1日1日、目に見えて成長していることを実感させられます。
 
そして、先日園に鯉のぼりをだしました。
 
その鯉のぼりを指さして、ある子どもが「こいぼろり」と言っていました。
 
惜しい。
 
鯉のぼりには「子どもたちが元気にすくすく育つように」という願いが込められています。子どもたちが、日々すくすくと元気に怪我なく今年も1年過ごせるようにがんばりたいと思います。

副住職

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