寂円寺徒然日記
コミュニケーション

小さい子どもは言葉を意味で理解するよりも、その声のトーンや相手の表情や空気で、その言葉がいいものか悪いものかを自分の中に落とし込む割合の方が大きいといいます。

笑顔でこら!と言えばにこにこするけど、低く厳しい顔でよくやった!といってもその受け取り方は正反対なわけです。

それが年をとるにつれ、言葉や理屈が先行して、頭で頭で自分の中になにかを落とし込もうとしたり、相手の心も顔も目も空気もみないで、言葉尻だけをとらえて意味を理解をしようとするようになってしまうような気がします。

言葉というのは、思っているよりも力があるけど、思っているよりも不確かで曖昧でもある。

言葉だけにとらわれるのではなく、大事なのはそれを発する相手をよくみることであり感じることだと思います。

社会に出ると、これがすごくうまい人と全くできない人の差が顕著だなぁと感じることがあります。。これがうまい人というのは、一様にコミュニケーションがうまくて、相手との距離の測り方がうまいなと感じます。

 

 

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