寂円寺徒然日記
無常

はやいもので今年も残すところ数日となりました。

今年1年を振り返ってみて、今年はつくづく無常というものを強く感じた1年であったように感じます。「あたりまえ」にあるものは、刻々と変化していって、ついには「あたりまえ」は「あたりまえ」ではなくなっていきます。

これはいい面にも悪い面にもおなじように作用していて、幸せだと感じる事も、不幸だと感じる事も、つねに刻々と動いているのだということだと思います。

そう思えば思うほどに、今は今にしかないもので、目の前にあるもの、手の中にあるものをしっかりと感じて生きていくこと、そのなかで感謝の気持ちを持って生きることは大切なことだということを改めて学んだような気がします。

師走といいますが、忙しいと、走ってばかりでは感じられないこともあるのかもしれません、こういうときこそ少しゆっくり歩けるように心がけたいものです。

今年も1年本当にありがとうございました。

来年も宜しくお願い致します。

副住職


コメント